スペクトラムの星

自閉症スペクトラムの子どもと私の日々思っていること

自己啓発本を読んでからママたちの集まる、お疲れ様会に行ってきた。

みなさんこんにちは。
今日はとてもあたたかいです。

先日、幼稚園の卒園したママたちが集まる会に行ってきました。

友達いないので、すごく不安でした。
うまく人と関われないのです。
わからないのです、女子のあの独特な感じ。


でも。


旦那さんの件もあり、かなり気分がブルーだったので、昔買った、自己啓発の本を読んでから行きました。
よくある、前向きになるやつね。

たいていこのような本は、読んで数日はモチベーションを保てるけど、それ以降は本棚にしまってしまいます。

でも、この日の為のお薬みたいな感じで、本を読んでみました。

このようなママの会、茶話会では、私だけ浮きます。

まず、こどもとママの顔が一致しない、覚えていないから、会話をふれない。

小学校の子供がいるママたちはそこで仲がよい。

タメ口で冗談を言ったりしている人たちの空気に入っていけない。

下の名前で呼びあう中に入れない。

なので、とても緊張していたけど、本のとおりに、とりあえずにこにこしてお話をきく、いいことだけ見つめる、いいことを探すを実践してみました。

とりあえず、行きのバスは、同じ幼稚園バスだった人と一緒に乗れた。

お店での席順は先生が作ってくれたくじ引き。

先生もいたし、隣のママがよくしゃべる人だったので、助かった。

途中、グループの中心人物の中の一人(Aさん)が、子供の発達障害という共通のものがあったので、話しかけてきてくれた。

帰りのバス、なんとなく自然にふるまって、同じ幼稚園バスのひとと一緒に乗れた。

そして、二次会!

誘われないだろうなと思っていて、帰るつもりだったけど、なんとなく一緒に行く雰囲気だったので、15人くらいで行けた。

でも、歩くときはひとりぼっち。

前には中心メンバー、後ろには私と同じ幼稚園バスの人が、もともと仲が良いの人と、そのあたりの人たち。

どちらにも行けなくて、私はひとりで歩いていた。

で、お店に入ったら、席に着くときに、発達障害つながりのAさんが『こっちにすわって』と声をかけてくれた。

うれしかったなぁ。

でも、今度は、隣と前の席の人が、あまりいつも話をしない人たちで、話題にもついていけなくて、一人でキョロキョロ。

ビールのんで、つまみ食べて、キューリの一本付けがおいしくて。

なんせ、発達障害(疑)は、空気よめない、人と合わせれないということで、大海原にひとりでポツンと投げ出された感じ。

同じバスの人は、私より仲の良い人と遠くに座ってしまったし。


でも、いいことを探す、というのを実行して、その場にいれることに感謝していた。

そして、チャンスを見つけて、あまり話をしていない人に少しだけ声をかけたり、斜め向かいの人が話を振ってくれたので、ここぞとばかりにのったり、なんとなくみんなと一緒に笑ったり。

AさんがOBのグループラインに誘ってくれた。
最初、隣のあまり話したことがない人は私にラインを聞いてくれなかったけど(タイミングが合わなかった)、Aさんも言ってくれたことだし、勇気をだして、私もライン入れてくださいと言えた!そして、無事に入れた。

本を読まなかったら、ラインをきかれなかったこと、ひとりで歩いたこと、みんなとタメ口で話せないことを悩んでグスグズしていただろうけど。

本で、いいところを探す、というのを影響されたので、Aさんがラインに誘ってくれたこと、とりあえずにこにこできたこと、少しだけだも、いつも話できなかった人に自分から話しかけれたことを自分で自分をほめれるようになった。

と、いうか、まるで本を読んだ私を試すかのような二次会の席順。

あまり話をしなかった人がまわりにいて。
それを自分でどうにかしてみなさいという、テストのようだった。

結果、100点満点じゃないし、帰るときの態度もどう思われているか心配だけど。(帰り、だれとも一緒にならないように、そそくさと帰ってきた。私と一緒に帰ってもらえる自信がなかった。たぶんこっち方面の人はそんなにいないはずだけど)
でも、少し話しかけれたし、話しかけたら少し返してくれたし。

30点くらいかな。

発達障害(疑)なら、それだけできれば十分でしょう。

なので、家に帰ってきてから、素直に楽しかったと思えた。

初めて、そう思えた。

きっともう、ママ友はできないけど。

この30点を続けていけば。

落ち込むだけの集まりから卒業できれば、それでいいかな。

これからしばらくは、自己啓発本をうまく活用しようと思います。